包括的ゲノムメチル化タイピング法(CAREN法)
CAREN法は、DNAメチル化解析と全ゲノムシーケンス解析を同時に解析できる、世界初 Two-in-One方式 のエピゲノム解析法です。メチル化感受性制限酵素を1種類または複数種類を自由に組み合わせ、各制限酵素サイトに位置するーCpGー配列のシトシン塩基のメチル化を分析します。次世代シーケンサー(NGS)を用いてゲノム上の100万〜200万箇所のシトシン塩基のメチル化をデジタルデータ化します。CAREN法はWGS解析と同時にメチル化分析する、世界初Two-in-One方式のエピゲノム解析法です。ES細胞やiPS細胞を用いた研究において、目的細胞への分化精度の評価や、より高い安全性が求められる生体移植用クローン化細胞の選別に最適です。(PCT/JP2018/040251; 特願2017-209534; 台湾出願 第10840323140)
(受託分析事業 研究機関対象)
SOPHiA - Agilent SureSelect V6 Human Whole Exome Sequencing Service (WES)
ヒトゲノムのうち、Exome領域のゲノム配列解析(エクソーム解析)を行います。解析にはアジレント社SureSelect のHuman All Exon V6 Human Whole Exome Sequencing Kitを使用して行います。
SOPHiAは医療グレード。スタンダードタイプのエクソーム解析もございます。
(エクソーム解析/WES受託分析事業 研究機関対象)
解析法についての詳細についての詳細はAgilent社ホームページをご覧ください。
Whole Genome Sequencing (WGS) サービス
次世代シーケンサー(NGS:NovaSeqなど)を用いた全ゲノムシーケンス解析(WGS)
(WGS受託分析事業 研究機関対象)
イルミナ社(ILLUMINA)の次世代シーケンサーを用いた全ゲノムシーケンスサービスを提供いたします。詳しくはお問い合わせください。
Single Cell ATAC-sequencing
Assay for transposase-accessible chromatin using sequencing (ATAC-seq)
ATAC-seq法はゲノムDNA中で機能している領域、言い換えるとゲノムDNAがヒストンコアからリリースした(ほどけた)領域に対し、トランスポゾンを作用させてタグを付けることにより、ゲノム中の転写活性化領域をNGSで解析します。ゲノムDNAの開いている領域にのみに目印をつけてWGS解析を行います。本方法はシングルセルレベル(1細胞)の解析も可能であるため、FACSでソーティングされた免疫系細胞のレパートア解析に有用です。
ATAC-seq法はChIP法に変わる方法として注目されています。ATAC-seq法はChIP法のように免疫沈降法を用いないため、再現性が高いデータ取得が可能です。DNAメチル化解析のCAREN法と組み合わせることで、DNAメチル化とヒストン修飾による遺伝子発現調節のメカニズム解析(包括的エピゲノム解析)を行うことができます。
ATAC-seqについての論文はこちらをご覧ください。
受託解析事業
KEY WOED: 真空凍結乾燥機,フリーズドライ装置