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代表あいさつ


分子と生命をつなぐ
 動植物の生命活動プログラムは、そのすべてが細胞核内に存在するゲノムDNAに書かれています。しかしながら、このゲノムDNAという物質を科学者が手にしても、それに命を与えることはできません。分子と命の間にはまだ解明されていない様々な課題があります。現代社会では生命創造の遺伝子プログラムは手に入れましたが、それを働かせるためのコンピューターを持っていないというところでしょうか。しかし将来は、ゲノムDNAのデータをコンピューターに入力すると、そのゲノムDNAをもった人の人格をもったAIロボットができる。そんな世界もそれほどに遠くはないと思っています。しかしそれを実現するにも、まだ多くの課題があります。例えば1卵生双生児であっても、育つ環境や食べ物の違いにによって性格や性質(phenotype)がことなる現象が観察されます。また、妊婦が飢餓にあうと、生まれてくる子供の健康まで影響する変化がゲノムに刻み込まれます。すなわち、ゲノムDNA配列に記述されたプログラムはあくまで先天的に基本となる人体創造のための基本仕様書であり、この仕様書は後生遺伝(エピゲノム)という仕組みにより、ゲノムDNAに記載されます。
 1個体の動物の体内から細胞をとると、一部の免疫系細胞をのぞいては全ての細胞でゲノムDNA配列は同じです。では、1種類のゲノムDNAからいかにして、皮膚や脳、神経、内臓を作る細胞の種類が作られるのでしょうか。それはエピゲノムというメカニズム、すなわち、ゲノムDNAを構成する拡散塩基の一部が化学修飾され(シトシン塩基のメチル化)、そのパターンによって2万種類以上の遺伝子から、その細胞で使用する遺伝子だけのスイッチをONにし、特定の細胞の種類を作り出しています。このパターンをリセットするとiPS細胞となり、
皮膚だった細胞もその他の細胞に変化できる多能性を獲得します。すなわち、皮膚細胞も神経や筋肉になることができます。例えばマウスの皮膚細胞からiPS細胞を作り、それを移植して個体を作ると、同じゲノムDNAを持った子供、すなわちクローン動物ができます。一卵性双生児も兄弟で同じゲノムDNA配列を持っていますので、一種のクローンであると言えます。
 私たちはゲノムDNA配列という生命プログラムの基本設計のまだ先にある、生命制御のプログラムについて研究を進めてまいります。
 弊社では医療、サイエンスの分野を中心に、多角的にビジネスを展開しています。いつの日か、皆様の身近でお会いできることを夢見ています。ご贔屓のほど、宜しくお願い申し上げます。
 
 
 
  
 

企業理念


  • 1. 私たちはベンチャー精神に則り、50年先を見据えた次世代技術の開発を行います。
  • 2. 私たちは医療機関のお客様の生産性向上と利益の最大化に尽力します。
  • 3. 私たちは世界をリードするバイオグローバル企業をめざします。
  • 4. 私たちは日本企業の生産性向上に寄与します。
  • 5. 私たちは予防医学を基礎に、世界の医療費削減に貢献します。

会社概要


商号

セル・ダイアグノスティックス合同会社

資本金

500,000円

代表者

代表社員 山川直美

設立

2010年3月1日

所在地

〒350-0065 埼玉県川越市仲町6番地3 小江戸白金ビル2階

連絡先

049-272-7541

社員数

社員3名(常勤:うち薬剤師1名)、研究協力員(非常勤:数名)

主な事業内容

遺伝子検査試薬、ゲノム診断薬の開発

理化学機器設計/製造/販売

高度管理医療機器等販売(医療系、一般系)

海外貿易(輸出入)

日本総代理店
 ・Intelligent Devices SEZC Inc.(IDI/IMC)Canada
 ・WELGENETaiwan
 

 

許認可(ライセンス)等

薬剤師(常勤1名)

沿革

2010年3月  セル・ダイアグノスティックス合同会社を設立
2019年12月   代表社員として山川直美(Ph.D.) が就任
2020年1月       株式会社日本バイオハイテクノロジーズ のバイオ関連全事業をセル・ダイアグノスティックスに分離統合

 顧問弁護士 片山法律会計事務所

 
 
 
 

 

アクセス


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